Glidwell ・ 転職
複数の転職エージェントの選考管理に、私はこうして詰んだ
2026年6月30日
転職活動でエージェントを複数使うのは、悪くない戦略だと思う。求人の幅が広がるし、見える景色も増える。ただ、ひとつだけ落とし穴がある——自分で管理しないと、どの企業がどこまで進んでいて、いま誰の返事待ちなのかを、すぐ見失う。私はそれで一度、ある会社への返信を一週間放置してしまった。
なぜ複数併用で「ボールの所在」を見失うのか
整理すると、原因ははっきりしていた。
- 窓口がバラバラ(メール・電話・各社のマイページに情報が散る)
- 「次に動くのは自分か、エージェントか、企業か」が案件ごとに違う
- 面接の期日、書類の提出、お礼の連絡——細かいタスクが各社にまたがる
結果、「あれ、この会社どうなってたっけ」が定期的に起きる。見落としは、そのまま機会損失になる。
スプレッドシートで管理しようとして、挫折した
最初は表計算ソフトで十分だと思っていた。企業名・フェーズ・次にやること・期日……列を作って埋めた。でも続かなかった。理由は3つ。
- スマホで開いて編集するのが面倒だった(移動中にこそ確認したいのに)
- 「いま誰の番か」を色やメモで管理しても、ひと目では分からない
- 通知が出ないので、結局こちらから見に行かないと忘れる
欲しかったのは「フェーズ × ボールの所在 × 次の一手」
突き詰めると、選考管理に本当に必要なのは次の3つだけだった。いまどのフェーズか、いま誰の番か、次の一手と、その期日。これが一画面で見渡せて、期日が近いものを通知してくれれば、放置は防げる。欲しい道具が無かったので、自分で作ることにした。それが Glidwell だ。
Glidwell をどう設計したか
- ホーム:今日対応したい案件、進行中・内定・今週の動きをひと目で
- 案件詳細:フェーズ・担当エージェント・ボールの所在・次の一手・期日を一枚に
- 停滞アラート:「12日間動きがありません」とそっと教える
- 書類:職務経歴書・履歴書・求人票を案件に紐づけて保存
- AI アシスタント:状況サマリー・次の一手に加え、求人票と職務経歴書の適合診断、想定質問、模擬面接まで。送信前に企業名や氏名は伏字に置き換える
データは、原則あなたの端末の中に
転職活動の情報は機微だ。だから Glidwell の中核機能は通信を行わず、選考状況も書類も原則あなたの端末の中に保存する。AI を使うときだけ、伏字化した内容を送る仕組みにした。
正直なところ
iPhone(iOS)専用で、いまのところ Android には対応していない。AI 機能は有料プランの機能で、無料では選考管理・通知・書類・バックアップが使える。それでも「複数エージェントの選考を、ひとつに見渡したい」人には、ちゃんと効くはずだ。
転職は、目的地に着くまでの不安が長い。せめて「現在地」だけは、いつでもはっきり見えるように。そう思って作った道具です。