記録アプリが続かないのは、入力が重いから
家計簿、体重、勉強時間、副業の売上。「ちゃんと記録しよう」と意気込んでアプリを入れては、数日でやめてしまう。これを何度も繰り返して、ようやく腑に落ちた。続かない原因のほとんどは、入力の摩擦だ。
「正しく入力させようとする」と、続かない
多くの記録アプリは、丁寧に作られているほど入力項目が多い。カテゴリを選び、日付を選び、金額や数値を入れて、メモを書く。一回ずつは数十秒でも、その「数十秒」が毎日となると、人はやめる。記録は、続けてはじめて意味を持つのに、続けるための設計が一番おろそかになりがちだ。
打つのは数字だけにしたら、続くんじゃないか
そこで逆に振り切ってみた。選ぶ手間をやめて、打つのは数字だけにする。ホームに並ぶグラフのカードから「+」を押すと、数値パッドがそのまま開く。単位はそのグラフから自動で決まり、日付も「今月」や「今年」といったそのグラフの期間にあらかじめ合っている。だから多くの場合、開いて数字を打つ——それだけ。2タップで記録が終わる。入力の手数を限界まで削ったら、記録がようやく続くようになった。
入力したら、勝手にグラフになる
もうひとつの「見返したくならない」問題は、入力したそばから自動でグラフに整えることで解いた。推移・前回比・サマリー(最高・最安・平均)・データ一覧が、書くだけで揃う。数字は、並んでいるだけだと意味を持たないが、線になった瞬間に「増えている」「減っている」が一目で伝わる。
なんでも数字に、好きな軸で
資産・月収・副業・体重・学習時間・売上——記録したい数字なら何でも、自由な項目で残せる。日付以外の軸も作れるので、「商品別の売上」のような任意のグラフも組める。折れ線でも棒でも、数字の性質に合わせて選べる。
数字は、端末の中だけに
お金や体のように、数字には機微なものも多い。だから Graph は記録をすべて端末の中(SwiftData)に保存し、サーバーには送らない。AI も通信も広告もない。必要なら CSV で書き出して、自分で持ち出せる。
続けるコツは、気合いではなく摩擦を減らすこと。数字を打つだけで済むなら、記録はちゃんと続きます。