大切な人ほど、連絡が後回しになる
学生時代の友人、お世話になった先輩、しばらく会っていない家族。嫌いになったわけでも、忙しすぎるわけでもない。それなのに、気づけば連絡を取らなくなっている。なぜ大切な人ほど、連絡が後回しになるのだろう。
「緊急ではない」が、いちばん厄介
理由はシンプルだった。大切な人への連絡は、たいてい緊急ではない。締め切りも、催促もない。だから今日やらなくても困らないし、明日でいい、を繰り返す。そしてある日、「最後に連絡したのっていつだっけ」と気づく。後回しにできてしまうこと自体が、問題だった。
リマインダーアプリでは、続かなかった
最初はカレンダーやリマインダーで管理しようとした。でも、うまくいかなかった。連絡を「タスク」にすると、急に義務になる。「○○さんに連絡する」が ToDo に並ぶと、こなすものになって、気持ちが乗らない。人とのつながりは、締め切りで動かすものじゃなかった。
必要だったのは、急かさない「気づき」
欲しかったのは、タスク管理ではなく、頃合いを見てそっと教えてくれる仕組みだった。「そろそろ連絡しては」と、責めず・急かさず。そして、誰に・どれくらいご無沙汰しているのかが、ひと目で分かること。そう考えて作ったのが Keep In Touch だ。
関係を「距離」で可視化する
いちばん試したかったのが、関係マップだった。あなたを中心に置き、関わりの深さを「距離」で配置する。よく関わる人ほど中心に、ご無沙汰の人は外側へ。そして連絡の頃合いが来た人は、ほのかに光る。リストを上から消化するのではなく、関係の全体像を眺めながら「あ、この人」と思い出せる。
会話のかけらを、ためておく
連絡したら、会えた日やちょっとしたメモを残せるようにした。次に話すとき、「そういえば、あのとき言ってた件どうなった?」と切り出せる。小さな記録が積み重なるほど、その人との関係が、ただの連絡先ではなく「物語」になっていく。
連絡先は、あなたの端末の中に
大切な人の連絡先は、原則あなたの端末の中だけに保存される。行動を追跡する仕組みも、広告もない。つながりは、誰かに集められるものではなく、あなたのものだから。
連絡しなきゃ、ではなく、連絡したくなったときに、そっと背中を押す。そんな静かな道具です。