物件の比べ方。エクセルより先に「同じ基準」をそろえる
候補が3件を超えたあたりから、物件の比較は急に難しくなる。表を作っても、物件ごとに分かっている項目が違い、比べているつもりで比べられていないことが多い。まず基準をそろえることから始める。
そろえる項目を決める
- お金:賃貸なら初期費用と月額、2年間の総額。購入なら価格と月々の返済・総支払額。
- 場所:駅からの徒歩分数、周辺の施設、学区。
- 建物:築年数(旧耐震かどうか)、広さ、㎡あたりの価格。
- 災害リスク:洪水・高潮・津波・土砂のハザードマップ上の表示。
- 内見で分かったこと:日当たり・音・収納など、チェックリストの結果。
物件サイトの情報は形式がばらばらなので、自分の表に同じ項目で写し直すところからが比較だ。
大事なことを決めて、物件ごとに自分で★を付ける
事実を並べただけでは、決めるところまでは進まない。何が大事かは人によって違い、費用を最優先にする人もいれば、災害の想定を重く見る人もいる。並べた事実を見ながら、自分にとっての大事さを基準に、物件ごとに1〜5の★を付けてみる。計算式に任せず、自分の判断を★という形で残すのがポイントだ。
★の順に並べて比べる
★を付けたら、★の高い順に並べて見比べる。並びが自分の感覚と合わないときは、どの項目が引っかかっているかを見直すと、自分が何を重く見ていたかが分かる。
候補が増えると、全部の項目を見比べるのは大変だ。どの物件も同じ内容の行は飛ばして、物件ごとに違う項目だけを見ると、迷っている理由が絞れる。
分からない項目を「無い」ことにしない
よくある失敗は、未入力の欄を0として扱ってしまうことだ。費用が分からない物件が安く見えたり、調べていない災害の想定が「無い」ように見えたりする。分からない項目は「未確認」として残し、不動産会社や自治体に確かめてから比べる。
災害の想定は、候補どうしではなく物差しで見る
費用や駅からの距離は、候補の中で比べて決めてよい。けれど災害の想定は、候補がすべて浸水想定区域にかかっていても、その中で一番ましなものに問題が無いとは言えない。区域にかかるかどうか・どの深さかという物差しで、一件ずつ見る。
YANE でできること
YANE は、住所を入れると災害リスク・地盤・地震・相場・学区・法規制などを公的データから自動で集め、費用も同じ形式で計算して、候補を同じ表で横に並べる。YANE が物件に評価を付けることはなく、物件ごとの★は自分で付け、比較表はその★の順に並ぶ。「違う項目だけ」に絞る表示もある。比べた結果は、要点と確認すべきことをまとめたA4・6ページのレポートにできる(Pro)。
出典・参考
この記事は公的な資料をもとにした一般的な情報です。個別の物件や契約については、自治体・不動産会社・専門家に確かめてください。
関連:賃貸の初期費用の内訳と計算/物件選びのハザードマップの見方/中古マンションの相場の調べ方
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